為末氏「父に何をどう遺したいか聞いておけばよかった」これからの相続
為末 大氏の考えるデジタル時代の相続、家族に何をどう残す?
「後悔のない人生のために」為末大氏に聞く、スマートな終活&相続とは
【もしものことがあったら】デジタル時代の相続とは、為末氏に聞く
為末氏が語る「相続の葛藤、難しさ」後悔のない人生にするためには
早すぎることはない明るい終活、為末氏の語るデジタル時代の相続のあり方
【家族のために始めたい】為末氏語る、これからの時代の相続のあり方
為末氏「父に何をどう遺したいか聞いておけばよかった」これからの相続
為末 大氏の考えるデジタル時代の相続、家族に何をどう残す?
為末大さんに聞いた
「後悔のない人生のためにしておきたいこと」とは?
~「サラス」で叶えるデジタル時代のスマートな終活&相続~
多くの人が直面する「相続」。初めて経験することも多く、戸惑いや不安を覚える人も少なくありません。そこで今回は、デジタル世代のための相続支援サービス「サラス」にスポットを当てて、同サービスへの投資も行う為末大さんにお話を伺いました。
40代半ばに差しかかり、ご自身のライフステージのなかにおいても「相続対策」は重要な課題として意識するようになってきたという為末さん。今回「サラス」を試してみて、後悔のない人生のためにしておきたいことや、前向きな相続対策による周りの人や家族へ及ぼす良い影響など、いろいろな発見や気付きがあったそうです。
実体験で気が付いた「相続の葛藤や難しさ」とは?
「後悔のない人生のために」為末大氏に聞く、スマートな終活&相続とは
――40代半ばに差し掛かり、親の介護や相続問題に直面する機会が増えると思います。為末さんは相続への備えを意識していますか?
父親が54歳で亡くなったので、割と早い時期から意識はしていたような気がします。手続きなどは母親が行っていましたが、本当は父が生きているうちに「何をどう遺したいのか」を本人に聞いておけばよかったなと思ったりもしました。
でも現実には、父親が「ステージ4の食道がん」だと診断されたとき、僕は「持って半年くらいだろうな」と薄々感じてはいたものの、母親や妹の前ではとてもじゃないけど亡くなった後のことを相談できるような雰囲気ではなくて。「どのような最期を迎えたいのか」みたいなことは、本人から言い出さない限り話題にすることすら難しかったりもしますから。
――当時の為末さんと同じ葛藤や悩みを抱えている人はかなり多い気がします。
僕は44歳なので、あと30~40年くらい生きると仮定しましょう。しかし今の段階では正直なところ、「自分の財産を家族にどう遺すか?」などは漠然としかイメージできないところもあります。
でも今回、相続支援サービス「サラス」をあらためて使ってみて気が付いたことが多くありました。サービス内のAI診断の質問に答えたりエンディングノートを書いたりするなかで、「残りの人生でこれだけはやっておきたいことって何だろう?」と、本当に大切にしたいことや、家族・親しい人との理想の向き合い方の輪郭などがはっきり見えてきたんですよね。「相続」とか「終活」の話ってどうしても深刻に捉えがちですが、暗い気持ちになるどころか、むしろ前向きになれたんです。エンディングノートで最初に埋めたのは、「残りの人生でやりたいことを考える」の欄でしたから。
【もしものことがあったら】デジタル時代の相続とは、為末氏に聞く
――限界を知ることで自分の可能性を再び見出す『諦める力』を執筆されている、為末さんならではの逆転の発想かもしれませんよね。
会社も経営しているので、マネージメントみたいなことに意識が向かっていました。しかし考えてみたら、僕はもともと陸上という“個人技”でずっとやってきた人間で、チーム競技はそれほど得意じゃない。今から苦手なことを頑張って克服するより、思いきって自分よりもっと得意な人に任せて、自分にしかできない、やるべきことをやった方がいいんじゃないかと考えるようになって。「こんなことしている場合じゃないぞ!」って、ある程度のところで見切りをつけることも大切なのかもしれないなと。前向きな諦めというか、諦めたからこそ生まれる余白と言ったらいいのかな。リミットを意識することで、毎日がシンプルになるような気がしたんですよね。
――「残りの人生でやるべきこと」を考えるにあたり、指針となるようなものはありましたか?
インド系アメリカ人のガワンデ医師による『死すべき定め死にゆく人に何ができるか』という著書があるんですけど、「避けられない死」というものを前に、人生を終えようとしている人たちに、自分がもっとも優先したいことを聞いていくんです。その本の中に「最後までマティーニが飲みたい」とおっしゃる方がいて、マティーニが飲める方法を探して、それ以外のことは諦める。その本のことを思い出しました。
変わりゆくデジタル時代の「相続の在り方」と「サラスの可能性」
為末氏が語る「相続の葛藤、難しさ」後悔のない人生にするためには
――ここからは、為末さんが「明るい終活」に思いを巡らせるきっかけともなった、「サラス」の運営元であるSAMURAI Security株式会社取締役CEOの濱川智氏にも加わっていただき、サービスの内容についてお話を伺います。
弊社は、ブロックチェーンや先進AI技術で社会課題を解決するサービスを提供している企業です。相続の問題をDX化する取り組みも行っており、これまでアナログ主体で行っていた相続をデジタルに置き換える仕組みが、為末さんに利用していただいた「サラス」です。
終活や相続を前に「何をどうすれば良いかわからない」という方々に対し、一人ひとりの状況に応じてAIが提案することで疑問を解決したり、財産目録作成などのアナログ作業による「面倒な手続き」などの課題を、スマートフォンで写真を撮るだけで管理できるなどの手法で解決したりすることができるサービスです。
自分の父親が他界した際に不便を感じたことから開発を進めたという経緯があります。大切な人を亡くしたときは悲しさに襲われますが、やらなければならないことがありすぎて、悲しんでいる場合じゃなくなることも多いですよね。自分と同じ苦労を妻や子どもにはさせたくないと思い、「サラス」を立ち上げました。
――スマートフォンで相続にまつわるすべての情報が一元管理できるのは、とてもありがたいですよね。
休眠口座などは誰も気が付かない可能性もありますから、デジタルで管理できるのはいいですね。相続って、法律で配偶者と子どもに何%ずつなどと決まっていて、強制的にそうなるのかなと漠然と思っていましたが、実際は遺言書などで自分の意思が示せるんですよね。僕の周りにはLGBTQの友人も多くいます。しかし、現在の日本の法律では同性同士の結婚が認められていないので、特に高齢のカップルは財産をどうするか意思表示をしておきたいという思いが強い傾向です。
また、アメリカなどでは生前贈与することが名誉として評価されると聞きますし、生きているうちに自分で財産の一部を寄付する先を決めておくという選択肢も、これから増えてくるかもしれませんよね。そういう場面でも「サラス」の有用性を実感できそうだな、と感じています。
早すぎることはない明るい終活、為末氏の語るデジタル時代の相続のあり方
これまでは「死」は忌避すべきことといった捉えられ方をする傾向がありましたが、きっと日本にも「終活」や「相続」のこともオープンに話せる時代がすぐに来るのではと思っています。私たちくらいの年代ならまだ深刻にならずに話題にしやすいはずですから、「延命措置はしないでほしい」とか「臓器提供をしてほしい」というような話を家族間で共有しておいた方がいい。いざというときに、「胃ろう処置をするかどうか」といったこと一つとっても、家族間でも意見が分かれたりすることも多いので。
――「命の選択をする」ことは荷が重すぎるかもしれません。
「延命しない」という選択は本人以外にはしにくいでしょうし、家族が意思決定したとしてもその責任の重さに耐えられないと感じる人も多いでしょうから、本人の意思が明文化されているとすごくいいですよね。個人的には、自分が亡くなったあとにだけ開示できる、最後のラブレターみたいな機能も欲しいなと思いました。家族に向けたメッセージだけではなく、友だちに残したいメッセージや、僕の場合はパブリックに出したいものなんかもあったりするので。
僕は、娘の写真をスマートフォンに溜めていますが、もしこのまま僕が亡くなったら誰もその写真を見られなくなると思って、「サラス」には写真をアップできる機能を追加しました。何かあったときは家族がそこにアクセスして、アルバムを作るようになっているんです。でも、そのサービスを利用してみたら娘が成長するに従って写真枚数がどんどん減っていることに気が付きました。仕事が忙しくて娘との時間を作れていなかったな。今度また家族一緒に旅行でも行こうかな。一緒に思い出を作れるのもあと数年だけかも。などと、いろいろ考えるいい機会にもなりましたね。
【家族のために始めたい】為末氏語る、これからの時代の相続のあり方
自分の資産をあらためて把握したうえで今後のライフスタイルを見つめ直すと、賃貸がいいのか?都心から離れた場所で暮らせるのか?などと、住居ひとつをとってもいろいろな選択をしていく必要性に気が付きますよね。自分の場合は、「残りの人生で食べられる夕食はあと何回?今のうちに本当に食べたいものを楽しんでおきたいな」とかね(笑)。
ほかにも、夫婦間でお互いの親との同居の可能性の有無について話し合ったり、子どもの素直な希望に耳を傾けてみたり……。なんとなく分かっているつもりでいても、コロナ禍を経てこれまでとは価値観が変化していたりもするだろうから。そういった意味でも「サラス」は家族の間の風通しを良くするツールにもなり得るな、とも。
また、「サラス」のAIコンシェルジュに質問されて初めて真剣に考たことも多くありましたね。やっぱり「書き記すこと」って大切だなと感じました。「あぁ、自分は本当はこういうことがしたかったんだ」って腑に落ちるというか、残りの人生の設計図を描くというか。残りの人生でやりたいことを全部書き出すと、なんだかスッキリしましたよね。
家族間での情報共有サービスということで言えば、「サラス」では、チップの入ったカードやリングでもワンタッチでログインできるような仕組みも取り入れる計画を進めています。マリッジリングをしなくなった人たちが、銀婚式に贈り合うような習慣ができたらいいなと思っていて。
もう一度お互いの絆が確かめられるし、何かあったときにはセーフティネットにもなるからすごくいい。安心を目に見える形で残せるというのは素敵ですね。
為末氏「父に何をどう遺したいか聞いておけばよかった」これからの相続
――他のサービスと「サラス」がコラボするとしたら、どのようなことができると思いますか?
金融系の企業との相性がいいのはもちろんですが、実は「サラス」は「夢」とセットにできるんじゃないかと思ったんですよ。『最高の人生の見つけ方』という映画がありましたけど、「スカイダイビングに挑戦してみたかった」とか、誰にも言っていなかった夢みたいなことって、多かれ少なかれきっと誰にでもあったりするじゃないですか。「いい加減、恥ずかしがってる場合じゃないんじゃないかですか?」「この際だから、やりたかったこと全部やっちゃいませんか?」「後悔のない人生を送りませんか?」って。昔やっていた楽器演奏をもう一度始めてみるとか、泳げない人が思いきって水泳を習ってみるのもいいかもしれない。老後のことを心配して貯めこむだけじゃなくて、せっかくならワクワクするような計画を立てて、生きたお金の使い方をしたいですよね。
「新婚旅行で行った場所にもう一度行ってみよう」とか、「絶景を観に行こう」とか。家族旅行だけのために使う預金口座を作っておくのもいいかもしれないですね。旅行先で久しぶりに家族写真を撮りたいな。
――スマートフォンで相続にまつわるすべての情報が一元管理できるのは、とてもありがたいですよね。
それこそ僕は母親に毎年「やり残したことは何ですか?」と聞く習慣があるんですけど、あるとき母親が「波照間島に行ってみたい」と言い出したので、家族みんなで一緒に行きました。サラスが提案する、「後悔しないお金や時間の使い方を考える」「人生を終えたあとに残したいことを真剣に考える」ためのリストを書き込んでもらって、それを家族で共有して、夢を叶えてあげることもできる。親や家族と「終活」や「相続」のことを直接話すのは気が進まなくても、「やり残したことは何ですか?」っていうところから入って、「最終的にあなたが遺したいものは何ですか?」って、2世代、3世代で一緒に考えていけたらいいですよね。
――前向きな終活・相続対策こそ、後悔のない人生を送るための一番の近道になりそうですね。
為末 為末氏「自分の財産を家族にどう遺すか」見つめるきっかけとは
今回は為末大さんに、サラスの利用を通じて変化した「終活や相続対策」への考え方をお伺いしてみました。あらためて相続対策に意識を向けることで、「後悔のない人生」のために今なすべきことが明確になったそう。本当の自分とは?やりたかった事とは?それをどのような形で遺す?などの課題も整理でき、残りの人生を再設計することの大切さに気が付いたようです。
前向きな相続対策は、自分自身はもちろん周りの人にも安心感を与えられるはずですよね。サラスを活用して自分のこれまでとこれからを共有することで、残りの人生の景色が大きく変わるかもしれません。家族の絆も深めるためにも、皆さんも相続対策を見直してみてはいかがでしょうか。
Profile
為末大
Deportare Partners代表/元陸上選手
1978年広島県生まれ。スプリント種目の世界大会で日本人として初のメダル獲得者。男子400メートルハードルの日本記録保持者(2022年6月現在)。現在は執筆活動、会社経営を行う。Deportare Partners代表。新豊洲Brilliaランニングスタジアム館長。Youtube為末大学(Tamesue Academy)を運営。国連ユニタール親善大使。主な著作に『Winning Alone』『走る哲学』『諦める力』など。
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